医療・高齢者福祉事業

【医療福祉事業】

■医療ボランティア「福岡ファミリーハウス」へ助成■

同グループは福岡市内に3施設・4部屋を確保、九大病院や九州がんセンターなどに入院する患児や家族に1家族1泊1000円という安価で宿舎を提供し、喜ばれています。当年度も募金額に左右されない医療福祉事業として社会福祉寄金から支出しました。

■コロナの医療従事者に支援金■

新型コロナウイルスの全国的な感染拡大で、医療崩壊を防ぐため前々期から募金を始め、当期も継続。当事業団は、感染者が多く病床使用率が高い地域の看護協会へ合計100万円を配分、残金は次年度に持ち越しました。

▽福岡県看護協会へ                     40万円
▽熊本県看護協会へ                     30万円
▽鹿児島県看護協会へ                    30万円

【高齢者福祉事業】

■遺贈寄付から2件助成■

「80歳からの合唱団北九州」運営費助成

「80歳からの合唱団北九州」は、①歌うことで健康寿命を延ばす②歌うことで生きがいができる③歌うことで仲間をつくる④歌うことで社会に貢献する(地域のイベントに参加、福祉施設や病院等を慰問する)⑤合唱仲間で生きる楽しみをつくる――が目的。現在は120人が参加、月1回の練習には100人ほどの団員が参加しています。年1回「ウェルとばた」でのコンサートを開き(新型コロナのため20~21年は中止)、各区でのクリスマスの催しにも出演して元気な歌声を響かせています。費用は団員の会費でまかなっていますが、活動を充実させるため、遺贈寄付(高齢者福祉での利用を希望)から運営費を助成しました。

高齢者支援「ホームヘルプ」「子育て支援」など

「高齢社会をよくする北九州女性の会」は、1985年6月に発足。高齢社会の諸問題を調査・研究するとともに、情報の提供や実践活動を通して望ましい高齢社会を目指しています。

発足から1年後には、主に働く女性支援のために老親の話し相手や軽度のケア、簡単な家事などをサポートする「ホームヘルプ活動」を開始、1994年からは「遠くの親戚より近くのグランマ」を合言葉に、子育てに何らかの困難を覚える人たちのために「子育て支援活動」を行っています。

さらに、少子・高齢社会の市民講座を開催。シンポジウムや講演会などを通して「ケアしあう地域社会の構築」を目指しています。活動を継続、充実させるため、遺贈寄付から助成しました。