災害被災者救援事業

希望奨学金などに多くの善意

国内各地で大雨による災害は発生したが、広域ににわたる大規模な被害がなかったため、募金の呼びかけはしませんでした。しかし、2月になってトルコ南部でマグニチュード7.8の地震が発生。隣国のシリアと共に大きな被害を受け、両国の犠牲者は5万人を超え、1万人以上の犠牲者が出た世界の災害は、2011年の東日本大震災以来となりました。

東京・大阪の両事業団と共に救援金を呼びかけ、新聞やテレビで現地の惨状を知った皆さんから多くの浄財が寄せられました。この中から、当事業団は、現地で支援活動にあたる2団体に150万円を寄託、残金は23年度に繰り越しました。

また、東日本大震災救援金と毎日希望奨学金にも、たくさんの方々から善意が寄せられました。東日本大震災救援金は、福島県に50万円▽希望奨学金は、事務を担当する大阪社会事業団へ400万円送金しました。ともに残金は次年度へ繰り越しました。

西部社会事業団への救援金・奨学金は以下の機関・団体に配分、贈呈しました。

【トルコ・シリア地震救援金】 ▽難民を助ける会へ100万円 ▽国境なき医師団へ50万円
【東日本大震災被災者救援金】 ▽福島県災害対策本部へ50万円
【毎日希望奨学金】 ▽大阪社会事業団へ400万円
【九州豪雨災害救援金】 熊本県人吉市へ51万2913円