障害者福祉事業

■13件を助成・援助

助成・援助の事業件数としては最も多く、今期は新規1件、継続事業12件で計13件。うち名義後援は3件でした。

気軽にサポートプロジェクト

障害福祉の啓発事業に取り組む「一般社団法人 生き方のデザイン研究所」が、交通バリアフリー研究・活動の「気軽にサポートプロジェクト」として視覚障害者編(2018年度)▽聴覚障害者編(2020年度)に続く第3弾の知的障害や発達障害者編を企画。印刷製本や通信運搬費など経費の一部を助成しました。 

「声の点字毎日」発行

週刊「点字毎日」を録音テープに吹き込み、ハンセン病で視覚も皮膚感覚も失った人たちへ寄贈する事業で、月に2回発行します。東京、大阪との3事業団共同事業。2007年8月の配布分からデイジー版CD「点字毎日音声版」に切り替えました。西部管内では菊池恵楓園(熊本)、星塚敬愛園、奄美和光園(ともに鹿児島県)の3カ所の国立ハンセン病療養所に贈りました。

第90回全国盲学校弁論大会

全国盲学校長会と毎日新聞社会事業団、点字毎日が主催して10月7日、岡山市の岡山県立岡山盲学校で開催。出場者が会場に集まって開催するのは3年ぶりで、全国7地区予選で選ばれた9人が出場。「母が教えてくれたこと」と題して発表した神戸市立盲学校高等部普通科3年、浅井花音(はなね)さん(18)が優勝しました。

第6回盲学校フロアバレー大会

山口市の維新大晃アリーナで8月24~26日に開催。平成28年度までは野球大会でしたが、29年度からフロアバレー大会に衣替え。全国8地区代表校と主管校の10チームが参加しました。山口開催のため後援、助成しました。

第47回「わたぼうし音楽祭」

 「奈良たんぽぽの会」などが主催する障害のある人たちの「心を歌う音楽祭」で、毎日新聞社や同社会事業団などが後援。8月に奈良県文化会館(奈良市)で開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け断念、オンラインで12月11日開催しました。最高賞の「わたぼうし大賞」に、福井県鯖江市の小玉聖紀さん(58)作詩、茨城県牛久市の利根川朗さん(38)作曲の「プリズムのように」が輝きました。文部科学大臣賞は、奈良県桜井市の奥谷奈穂子さん(41)作詩、静岡県の長澤ちりんさん作曲の「いま」が選ばれた。全国から作詩の部に340作品、作詩・作曲の部に328作品の応募がありました。

日本ふうせんバレーボール協会運営費助成

「障害者の完全参加と平等」を掲げ、北九州発祥の風船バレーボールの普及・振興を図る同協会の年間運営費を助成しています。2012年度までは全国大会への助成という名目で助成金を支出してきましたが、13年度から同協会から「年間運営費に変更してほしい」との要請があり、変更して支出。競技普及のためルール解説のDVDが完成、英語版も計画しており、22年度も同様に助成しました。

九州地区聾学校体育・文化連盟大会

九州地区ろう学校の体育・文化の祭典で、3年ぶりに9月29~30日、沖縄県総合体育館、沖縄市陸上競技場で開催。九州各県のろう学校の小学生~高校生が参加しました。当事業団は、各競技の入賞者へのメダル(132個)や賞状(141枚)、レプリカ(3個)を贈りました。

第33回北九州市障害者水泳大会

市障害者スポーツ協会が市内の10歳以上の身体障害児者を対象に11月20日、小倉北区三郎丸の市障害者スポーツセンター「アレアス」屋内温水プールで開催しました。市内各区から約50人の障害者が出場、日ごろの練習の成果を発揮しました。

第41回北九州市障害者ボウリング大会

市障害者スポーツ協会が障害者スポーツ振興のため12月18日、八幡東区の北九州桃園シティボウルで開催。各地から13歳以上の選手39人、ボランティアら18人が参加しました。障害区分に分かれて1人2ゲームずつプレーし順位を競いました。

第42回「出発(たびだち)を励ます集い」

北九州市と市手をつなぐ育成会が市内の知的障害児者の中で、入学や卒業、成人、還暦など人生の節目を迎えた人たちを励ます催し。今期は、3年ぶりに対象者のみ会場に集い、写真やコメントを載せたリーフレットを作りました。当事業団は後援するとともに対象者50人に記念品の置時計を贈って励ましました。

◇名義後援事業◇

第59回点字毎日文化賞

盲人文化の向上と福祉増進に先駆的業績をあげた個人、団体を表彰することで社会の理解を深めるのが目的。22年度は、視覚障害者向けパソコン用ソフトウエアの開発・販売を行う「高知システム開発」(高知市)が選ばれました。

第41回肢体不自由児・者の美術展

全国規模の美術展で、23年2月20日~26日、福岡市役所1階市民ロビーとアクロス福岡メッセージホワイエで開催。全国から応募のあった絵画、書、タイプアート、デジタル写真の中から、入賞作品を展示した。

第33回全国ふうせんバレーボール大会

2020年度から新型コロナ禍で中止となっていましたが、募集チーム数、選手、スタッフの人数を絞り、開催時間も短縮して3年ぶりに3月19日、北九州市立総合体育館で開催しました。