歳末助け合い募金「愛の義援金」
2025年度募金 ――ご協力をお願いします
2025年は異常気象に加え、驚くほどの物価高となりました。こうした中、当事業団では今年も歳末助け合い募金「愛の義援金」を呼びかけています。クリスマスや正月を家族と過ごせない養護施設の子どもたち▽寒空の下、やむを得ず路上生活をする人々▽交通事故で一家の柱を失った交通死亡事故遺児家庭などに、少しでも楽しく、温かく過ごしてもらいたいと願って、皆様に募金をお願いする次第です。 受け付けは11月17日(月)~12月26日(金)です。年末で何かと物入りの折、誠に心苦しい限りですが、募金の趣旨をご理解いただきお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
【児童養護施設に】 ランドセルなどプレゼント
相次ぐ幼児虐待、経済的な理由での家族離散、DV(配偶者暴力)による家庭崩壊などで、あすの社会を担う子どもたちが危機にさらされています。親元を離れ、児童養護施設で生活している子どもたちもたくさんいます。
毎日新聞西部社会事業団では、そうした子どもたちに少しでも元気になってもらおうと歳末助け合い募金「愛の義援金」を活用して、令和7年3月までに福岡・山口にある61児童福祉施設で新入学、卒業を迎えた428人にランドセルやリュックサック、雨具セット、目覚まし時計、図書カードなどを贈りました。今年度も同様のプレゼントを実施し、子どもたちを励ましたいと考えています。
【交通遺児家庭へ】 盆・正月の見舞金を贈る
突然の交通事故で一家の働き手を失った家族は、精神的なショックを受けるだけでなく、経済的にも深刻な状況に追い込まれます。被害者家族の悲痛な訴えにもかかわらず、飲酒運転による痛ましい事故も未だに後を絶ちません。
こうした被害者家族の各種相談に応じ、盆・正月の見舞金や入学・卒業祝い金贈呈などの活動をしている「交通遺児を支える会」に対し、毎日新聞西部社会事業団では歳末助け合い募金「愛の義援金」から助成金を出しています。
【自殺予防対策に】「いのちの電話」へ助成金
警察庁によると令和6年の自殺者数は2万320人で、依然として2万人を超える人たちが自らの命を絶っている事実が厳然としてあり、大きな社会問題であることに変わりがありません。
毎日新聞西部社会事業団では、そうした人たちの心の闇に少しでも明かりを灯そうと活動しているボランティアグループ「いのちの電話」に歳末助け合い募金「愛の義援金」を活用して助成しています。
2024年度募金 ――ご協力ありがとうございました
12月1~28日を受付期間として募集。毎日新聞紙上で募金受付開始の社告掲載のほか、過去の寄付者らに協力依頼状を送付するなどして募金を呼び掛けました。その結果、総件数は771件、募金総額は951万9472円で、前年度に比べ件数は95件増▽金額は約25万円増加。種類別では海外救援金が減少した一方で、社会福祉寄金が増加しました。